本人とご家族が安心して地域で暮らしていくことができるようお手伝いいたします。
「共に生き、共に働き、共に暮らす 共生社会の実現を目指して」を基本理念として、手をつなぐとなみ野は取り組みを進めております。
先人のお話をお聞きしますと、法人設立以前は、当時の養護学校(現総合支援学校)を卒業した人たちの中で、一般就労が出来ない人は行く所がなく、家に居るしかないような状況でした。
そのことから親の会が中心となり、各所に無認可の作業所を立上げ卒業した人たちの行き場・居場所を作っていました。
そこでは、お母さんたちが手弁当で、利用者とともに内職仕事などをしたりしながら細々と運営をしていたとお聞きしています。
その様な中、平成15年4月に小矢部、砺波、南砺の3市に複数点在する無認可作業所を糾合して、手をつなぐとなみ野として法人化し、運営資金(現在は給付金)の給付により運営が改善されるようになりました。
また、社会的にも認知が得られるようになり、保育士や社会福祉士と言った専門的資格を持つ職員も加わり、より充実した利用者支援が可能となりました。
その後、制度も支援費制度から障害者自立支援法へ、さらには障害者総合支援法の制定へと変遷する中、法人事業も就労継続支援B型から生活介護、共同生活援助、共生型グループホーム、相談支援事業所、そして共生型デイサービス事業へと拡大を進め、利用者、職員の数も増え今日の法人の規模となりました。
今、ここに手をつなぐとなみ野があるのは、まさに先人の方々の熱い思いとたゆまぬ努力の賜物と思っております。
このような設立の歴史と活動に学び、これまでに培ってきた「となみ野の強み」を活かして、さらに笑顔と活力あふれる「魅力あるとなみ野」となるよう努めて行きたいと考えています。
そして、障害者も高齢者もすべての人が、生まれ育った地域で生き生きと安心して働き、暮らせる共生社会の実現に向けて、取り組んで参りたいと思っております。